オーストラリア人の2人によって1990年フィジーに作られたブランドパシフィックグリーン。
パシフィックグリーンの特徴はなんといってもヤシの木を使った家具です。
デザイナーであるブルース・ドウズはフィジーの農園で農作物としての収穫を終えたヤシの木を何とかして使えないかということを考えていました。
なぜかというと新しいヤシの木を植えるには、収穫を終えたヤシの老木を伐採しないといけません。
しかし、この伐採したヤシの木は何にも使われることなくただ捨てられるだけだったのです。
彼はフィジー人が昔からヤシの木で家や子船を作っていることを思い出し、家具が作れないかと試してみたのです。
そして伝統的な工芸技術で様々な実験を繰り返し、特殊な加工を施したヤシの木を家具の材料として使うことに成功しました。